2016年10月22日土曜日

読むことが大嫌いな子が自分から読み始める文章。

 


 
「わぁ!!お箸が曲がって見える!!」


小学4年生のA君が発したこの言葉は、
何をしている時のものだと思いますか?

実は、、、、国語の勉強の時なんです!
国語のサポートでは物語の読解の他に、
A君の好きな科学と絡めた勉強をしています。

 どうしてこんな国語のサポートになったのかというと、遡ること半年前。
文章を読むことが大嫌いなA君は、
国語の時間になるといつもこう言っていました。

「もう嫌だ。」
「ここまででいい?」
「今日は国語したくない。」

当時の国語は、普通のワークに載っている文章問題を解いていました。
A君にとってワークに載っている問題は、以下の困難がありました。

①物語が途中から始まり、イメージがしにくい。
A君は発達障がいの子に多い、文章のイメージ化に困難を抱えています。
健常の子でも物語が途中から始まると、イメージが難しいと思います。



『そのとき、』と、文章の途中から始まっていることがわかりますか?

このように途中から始まる文章を読む際、A君の頭の中には、
「わからない」がたくさん浮かんでいました。

②興味が持てない。
特に文章を読むことが苦手なA君にとって、興味が持てない文章を読むことは辛いものでした。

 このような現状を踏まえ、
A君の『 興味のある文章 』で。
そして、『 楽しく学ぶ 』を大切に、国語のサポートを改革しました。


科学の面白い文章や


A君の好きな笑える童話


(最初から最後まで載せることができる短い童話を使った手作り教材です。)
を読み、
イメージが難しいことは実際に実験したり、劇をしたりしてみる。
A君にとって苦痛だった国語の時間は、
「ほんとに?」「なんで?」「そうなんだ!」「ははは!」「面白い!」が溢れる、
楽しい時間となりました。

 この半年間で読むスピードはどんどん速くなり、
問題にもほとんど正解できるようになっています。

さらに、送迎に来たお父さんに「どうして水の中で箸が曲がるか知ってる?」と、
国語で読んだ文章の知識を得意げに披露する様子などが見られるようになりました。
A君は大きく成長し、読むことに対する気持ちもポジティブなものになっていっています。

 A君にとって楽しく学びのある勉強はメイクハッピー&ピースでの
学習サポートが子どもたち一人ひとりの特性や成長に合わせた、
オーダーメイドのサポートだからこそできるのです。

 ただ決まったカリキュラムをこなすのではなく、
学習サポートならではのA君の特性や成長に合わせた
より良いサポートをこれからも大切にしていきたいと思います。

(N先生)

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