2015年5月14日木曜日

記憶の定着のお話。




 みなさんはどのように記憶しますか?

とある書籍に記憶に関する記述がありました。

 

記憶のパターンには大きく2つあるそうです。

一つは「陳述的記憶」。もう一つは「手書き記憶」

前者は「頭で覚えるタイプ」で、後者は「体で覚えるタイプ」です。

 

では、どちらの方が記憶に残りやすいかと言うと、

「手書き記憶」体で覚えるタイプです。

 

これには理由があるそうで、前者の頭で覚えるタイプは、

脳の中の大脳辺縁系の「海馬」で処理され、重要度の高いものだけを、記憶を司る「大脳新皮質」に送り、保存します。

ですので、海馬で一度フィルターにかけられるために、覚えたことがすべて記憶されるわけではないということです。

 

一方「体で覚えるタイプ」の「手書き記憶」は、

海馬ではなく、海馬よりも奥にある、人間の運動に必要な筋肉の動きをコントロールしている「大脳基底核」と「小脳」のニューロンネットワーク(神経回路網)で処理されます。

 

ここでは、その動きそのものを記憶していくために、一度刻まれたものは忘れにくくなるということのようです。

 

自転車に乗れるようになるまでには何度も転びながら乗れるようになる。

その後は久しぶりに乗っても乗ることができる。

これは身体が覚えているから(脳の働きがあるから)ということのようです。

 

ですので、頭だけで覚えようとするよりか、体で覚えることによって記憶は定着しやすくなるのです。
例えばノートを取る行為でも、ノートにペンを走らせて「体で覚える」ほうが、脳の活用部分が多いため思考の整理も働かせやすく、しかもその後の記憶も定着しやすくなるということのようです。




学習サポートでは、担当のサポーターが子どもたちひとりひとりに合った方法を考えながら、サポートをしています。




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2015年5月1日金曜日

失敗することで成功できる






「失敗をしたらダメだ」という風潮があります。

しかし、子どもたちは(大人もそうだと思いますが)失敗から学ぶことがたくさんあります。

思い返してみると、立つことも、歩くことも、話すことも、鉄棒も、泳ぐことも、料理も、何もかも試行錯誤しながら、失敗を繰り返しながら身についていくものではないでしょうか。

はじめからうまくいかなくても、繰り返し繰り返しすることでできるようになることもたくさんあります。
もしかすると、子どもの間にたくさん失敗をし、失敗から学ぶ経験をすることは大人になった時に宝となっているのかもしれません。

 

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