2016年7月10日日曜日

映画「みんなの学校」を見てきました!

木村校長先生の「大空小は普通のパブリックの学校ですから、特別ではありません。」という一言が印象的でした。どんな小学校でも大空小のように、先生中心でなく、保護者が、地域が、そして子どもたち自身が学校を作り出すことはできるという意味だと思います。

映画を見た直後は「現実はそう簡単ではないよなぁ。」というのが私の正直な感想でした。でも周りをふと見ると、たくさんの地域の人や子どもたちも上映会に来ていました。梅雨の晴れ間の日曜日にも関わらず、こんなにも多くの人たちが「みんなの学校」に興味を持っているなら、この先何か変わるのではないかと思いました。大学に限らず、最近は障がいのある子に対して「特別支援教育が必要だ。」「個別のニーズに対応した支援を!」とたくさんの場面で言われています。その言葉は確かにきれいで、だれにも批判されない大切な考えでしょう。

でもその一方で、「特別」な支援と言うと、その対象となる子どもたちや家族は「周りから特別な面倒をかけている。」と不安に思ってしまうのではないでしょうか。そもそも、ほかの人からの助けを得ないで生活ができている人はいないと思うので、障がいの有無はそう重要ではないでしょう。講演会ではそれに対するまっすぐな意見を木村先生はこちらに投げかけてくれました。大空小は、今の日本が目指している教育とは少し違う方向を向いているかもしれません。でも、その目標の根っこではつながっていると思います。


「みんなの学校」の上映会に参加できて本当によかったです。将来、みんなでつくる学校に携わる仕事ができたらと思いました。