2016年10月16日日曜日

ほめる才能



私は「ほめること」について苦手である。
友達や家族だけでなく、自分に対しても悪いところに注目してしまうことがあるのだ。良くとらえればそれは「謙虚な性格」かもしれないが、「明るい性格」にはなれないかな・・・と思う。
特に子どもとかかわっていて、どうしてもほめるところが見つからない、どうほめたらよいか分からないという時がある。そんな時は、「よいところ」+「ネガティブなこと」+「その子の頑張りを丸ごと認める」を考えるとよいらしい。

でも「ネガティブなこと」を最後にしてしまうと、ずいぶん印象が変わる。
例えば、文章を書くのが遅い子が先生から「ほんとに丁寧だね。先生、あなたの一生懸命な姿が大好きです。でももっと早く書けるともっと良いね。」
と言われた場合と、
「とっても丁寧に書いているんだね。確かにもっと早く書けると良いけど、一生懸命書いているあなたが先生は大好きです。」とどちらが嬉しいだろうか?
言葉の順序を変えるだけでも受け取る側の印象がぐっと変わる。

「自分は良いところを見つけるのが得意かな。」と思う人がいたら、それは立派な才能なのでぜひ大切にしてもらいたい。ほめられて悪い気になる人はおそらくいない。
しかし、ほめ方によっては相手を傷つける場合もある。当然、その人がどんなところに力を入れて頑張ったのか、すこし細かいところを観察することも必要になってくるだろう。

まずは、友達や家族同士で互いにほめあう時間を毎日1分くらい作ってみてはどうだろうか。最初は恥ずかしいが、続けることで、自分の、相手の良いところを見つけたり、ポジティブに考えたりする習慣がつくと思う。

意外と注目されていない「ほめる才能」、意外と奥が深い。

(サポーターP先生)


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2016年10月14日金曜日

繰り返しと本質理解

勉強において、大切なのは【繰り返しと本質理解】だ。
ただがむしゃらに勉強するのは、ただ手先だけの作業にすぎない。
人間の記憶には限界がある。
公式などの暗記事項も、ただ暗記するだけではいつか必ず忘れてしまう。
そこで、物事を本質から理解して、他のものと関連づけて勉強すると効率よく勉強できるのでは、と思う。
ただ上部だけで暗記するのではなく、なぜそうなるのかという根本的なところを何度も繰り返し暗記する。

勉強が苦手な子どもほど、問題をがむしゃらに解いたり、英単語を無心で書いているような気がする。
その子たち本人は一生懸命勉強しているが、したつもりになってないだろうか。
子どもの力を最大限生かすためには、努力の仕方をちょっと変えてみるのもいいのかもしれない。


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(運営:NPOメイクハッピー&ピース)

2016年7月10日日曜日

映画「みんなの学校」を見てきました!

木村校長先生の「大空小は普通のパブリックの学校ですから、特別ではありません。」という一言が印象的でした。どんな小学校でも大空小のように、先生中心でなく、保護者が、地域が、そして子どもたち自身が学校を作り出すことはできるという意味だと思います。

映画を見た直後は「現実はそう簡単ではないよなぁ。」というのが私の正直な感想でした。でも周りをふと見ると、たくさんの地域の人や子どもたちも上映会に来ていました。梅雨の晴れ間の日曜日にも関わらず、こんなにも多くの人たちが「みんなの学校」に興味を持っているなら、この先何か変わるのではないかと思いました。大学に限らず、最近は障がいのある子に対して「特別支援教育が必要だ。」「個別のニーズに対応した支援を!」とたくさんの場面で言われています。その言葉は確かにきれいで、だれにも批判されない大切な考えでしょう。

でもその一方で、「特別」な支援と言うと、その対象となる子どもたちや家族は「周りから特別な面倒をかけている。」と不安に思ってしまうのではないでしょうか。そもそも、ほかの人からの助けを得ないで生活ができている人はいないと思うので、障がいの有無はそう重要ではないでしょう。講演会ではそれに対するまっすぐな意見を木村先生はこちらに投げかけてくれました。大空小は、今の日本が目指している教育とは少し違う方向を向いているかもしれません。でも、その目標の根っこではつながっていると思います。


「みんなの学校」の上映会に参加できて本当によかったです。将来、みんなでつくる学校に携わる仕事ができたらと思いました。

2016年6月6日月曜日

2016.6.4 GAKUねっと講演会 「発達障がいと不登校」

先日6/4(日)にメイクハッピー&ピースも所属するGAKUねっとで、講演会を開催しました。
講師にぼちぼちの会の木村先生にお越しいただき、不登校や発達障がいのことについての講演と茶話会を開催しました。

当日参加してくれたスタッフのSくんがまとめてくれましたので、ここでご紹介します。

■講演会(要約)
・障がいとは、生きていきにくさのことである。本人が解決することではなく、周囲が必要な支援をしなければならない。

・発達障がいの解決策は、周りの人(大人も子どもも)が理解し、知ること。

・発達障がいは脳機能の障がいであり、凹凸があるもの。よく凹ばかり目がいってしまうが、凸もあることも知ってほしい。

・発達障がいには大きく分けて5つ(知的障がい、広汎性発達障がい、ADHD、LD、発達性強調運動障がい)ある。

・不登校生は平成13年から減少傾向にあるが、近年また増加してきている。その原因は学校の柔軟性が欠けてきているからではないのか。

・不登校の理由のほとんどが個人理由(意欲がない、いじめを除く対人関係)等、家庭環境(甘えによるもの等)であるが、この調査は学校が実施しているため不登校の理由についての真相とは言えない。

・発達障がい支援法が10年ぶりに改正され、教育再生会議の第9次提言を出していることから国レベルで支援に取り組んでいることがわかる。

・子どもを取り巻く環境(学校、地域、家庭)にはどこにも大人がいるため、どこでも不登校や引きこもりの要因となりうる。



・不登校の子に対して、否定をしない、受け入れることが大切である。子どもが無茶苦茶なこと(例えば、担任が嫌だから変えてほしい等)を大人に言うことがあるが、これは子どもが大人にどこまで受け入れるか無意識に試しているからである。

・不登校の子に判断させるためには、正しい情報、判断力、経験が必要である。正しい情報がなければ「わからない」、「めんどう」、「きつい」と言ってしまう。判断力を身につけさせるためには、大人が子どもを否定しないこと。経験については、かつて不登校だった大人(メンタル・フレンド)とふれあうことで追体験をすることが有効であると考えられる。

・発達障がいの子は、大学中退が増えてきている。そうならないように、行ける学校ではなくて行きたい学校に行かせるように努力されるべきである。
学校や社会の枠に入れるのではなく、その枠を広げる。昼夜逆転してしまっている子に対して8時に来させようとするのではなく、昼に来ても「よく来たね」と迎え入れる。
スクールカウンセラーが言う「待ちましょう」は何もしないで見守ることではない。子どもできることとできないことを一緒に考えて仕分けさせる。大人は口を出してはいけない。

・発達障がいを持っている子には、わかりやすいコミュニケーションで関わっていくとよい。周りが変わると本人も変わる。

・なにをどうしたら一緒に過ごせるか共生の意識を大切にしていくべきである。



■茶話会の話(抜粋)
・不登校の子を持つ父親は、母親を支えることが役割である。母親目線では自分のことは自分でしてほしいとのこと。
・教員は1番困っている子に合わせて学級経営、授業を行うべきであり、そうすることで子どもも察してわかってくれるだろう。



■感想
・講演予定時間をオーバーしても聞き足りない、まだまだ勉強不足だと感じた。茶話会での質問タイムでは講演会以上にリアルで学びのある時間であった。

・今回の講演会はこれから教員になる人や教員にぜひ広めたいと思った。



■心に響いた言葉
・学校の不登校は学校のせい。

・責任転嫁をしているうちはなにも解決しない。

・周りが変わると本人も変わる。

・「あいつだけヒイキされてずるいー」という子はSOSの信号を発している。
できることとできないことを分ける。





このような会にスタッフみんなで積極的に参加して、更なるスキルアップを図りながら学習サポートの活動をしていきたいと思っています!

(スタッフS)

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学習サポートでは、発達障がい、不登校の子どもたちに限らず全ての子どもたちが参加できます。
一人ひとりに合ったサポートをスタッフで考え、担当の先生と一緒に個別サポート、またこの夏から再開する予定の集団サポートを実施し、子どもたちのこころと学びを育んでいます。
興味のある方はお気軽にお問い合わせください^^


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2016年4月1日金曜日

できないからやる


新年度になり、私が担当している生徒も受験生になりました。

受験生はできなことを消化していかないといけません。

私は解ける問題ばかりやるより、わからない問題に立ち向かってもらいたいです。

「だってわからんもん。」ではなく、「わからんけんやる。わかるようになる。」のほうがかっこいいじゃないですか。



受験生はたくさん問題を解きますね。

勉強ばかりで大変、と考えるのが一般的かもしれません。

しかし、私は100%それは違うと思います。

できない問題に立ち向かう→苦労する→できるようになる→成績が上がる(成長)→自信がつく→またできない問題に立ち向かう

こんなサイクル、素敵ですよね。

できるまでにかかる時間に個人差があっても、これを達成したとき、必ず以前の自分より成長できています。


だから私はできないこと、わからない問題があると、「やったー!成長できるチャンス!」と喜びます。

それから必死で考えます。

わかるまで努力をします。

わかるようになります。

それがうれしいんです。



こんな考え方、中学生に「あほみたいにポジティブやね」と言われたことがありますが、あほみたいにポジティブって素敵だと私は思います。

受験はつらいものではなく、ハッピーなものです。

なぜ勉強するのか。この答えの一つとして、私は「乗り越えて成長することを学ぶため」があると思います。


サポーター わっきー

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2016年2月1日月曜日

2016年の学習サポートパンフレットはこちらから!

みなさん、こんにちは。
学習サポートの活動も2月で丸3年を迎えました。

少しずつ口コミで広がっていき、今では15名の子どもたちが登録し、こころと学習のサポートに取り組んでいます。
障がいのある子、さまざまな事情で学習が難しい子どもたちが多く来ています。
一方で、1対1で学習を見てほしい、その子らしさでせいちょうしてほしいという希望から通う子どもたちもいます。

どのような子どもたちでも私たちはできる限り受け入れていきたいと思います。
まずはお気軽にお問い合わせください。

★学習サポートパンフレット★
学習サポートパンフレットダウンロードはこちらをクリック‼




2015年9月7日月曜日

子どもの育ちとネット・ゲーム依存の現状 ~発達障害支援の視点から~

9月5日に、発達支援センター主催市民講演会「子どもの育ちとネット・ゲーム依存の現状 ~発達障害支援の視点から~」に参加してきました。

 昨年から約一年間、学齢期の不登校に関連して「深夜にネットやゲームをして、朝起きることができない生活リズムになっている子ども」、「中学生になると保護者の目が届きにくくなり、制限の方法に苦戦している保護者」などの相談件数が約1900件だそうです。

 さて、みなさんが今お手元にある携帯電話はどのような形をしているでしょうか。ほどんどの人がスマートフォンであると思いますが、それは10年前には存在していませんでした。かつではいわゆるガラケー(ガラパゴス携帯)といった、パカパカと折りたためる携帯できる電話でしたね。比べてスマートフォンは電話の機能よりも、LINE等のSNSやゲームといったコンテンツが多く使用できるものとなりました。スマートフォンを使えば調べごともできますし、動画を見ることだってできます。携帯できるパソコンのようなものですね。

 10年前と比べ、今の子どもたちは「ネット」はとても身近にあるものです。とても便利な世の中になりましたね。しかし、メリットがある反面、デメリットもあるわけです。それが、楽しくて使いすぎてしまうこと。

  オンラインゲームの特徴として、どんどんアップグレードして面白くしていくことができるため、“ゲームの終わり”がなく、のめり込んでしまうわけです。オンラインゲームを始めるきっかけは様々ですが、多くは「友だちに誘われてやってみた」だそうです。オンラインゲーム会社は利益を上げるために利用者を離さない工夫をしているため、頑張った分だけすぐレベルアップするようになっていると思います。これは、レベルアップすることは子どもにとって「達成感」を得ることができます。学校での勉強を頑張ってもなかなか成績が上がらないことに対し、オンラインゲームはすぐレベルが上がる。のめり込む理由もわからなくもないですね。オンラインゲーム上での組織に属すると仕事や役割が与えられます。自分がいなくちゃ敵は倒せない、ここが自分の居場所なんだって思う「自己有能感」を得ることもできます。「達成感」と「自己有能感」。教員目線で考えると、学級経営をしていく中でとても大切なキーワードなのですが、心苦しくなりますね。

  ネット依存者は多くの問題を抱えることになります。体力低下や栄養の偏りといった身体的健康、睡眠障害やひきこもりといった精神的健康、遅刻欠席や成績低下といった学業・仕事、浪費や多額の借金といった経済、家庭内の暴言や暴力といった家族・対人関係があります。ネット依存により様々な問題へと繋がるため、「早期発見・早期対応」が大切だと言われています。このキーワードも、いじめ対策、児童虐待対策では大切であるため、ネット依存は子どもにとって深刻な問題であると感じました。

  子どものネット・ゲーム依存は赤ちゃんの段階からスタートしているそうです。お母さん方、お父さん方、赤ちゃんをあやす道具としてスマートフォンを触らせていたら、それは今後しないようにしてください。赤ちゃんがスマートフォンを触ると泣き止んで安心感がある、これはもう赤ちゃんはもう依存状態への第一歩らしいです。驚きです。

 もしもネット・ゲーム依存性の人(子どもに限らず大人も)がいれば、「一度病院で体調みてもらったら?」や「寝不足で倒れないから心配だから一回病院いってみない?」と声をかけて通院させるようにしましょう。くれぐれも「あなた病気よ」と言ってネット・ゲームのことを悪く言ってはいけません。もし自覚していない人であれば健康な自分を病気呼ばりにされて一生病院に行きたくなくなります。家の中でも、「ネットほどほどにしなさい」よりは「今日いいお天気だから少しお散歩しない?」と遠まわしに言うと心が動きやすいそうです。

 一年で相談件数が約1900件、一日に何人の人が相談しに行っているのでしょう。しかも相談の予約は半年先まで埋まっているそうです。ネット・ゲーム依存の解決は相談窓口でお話するだけでは手が足りず、間に合っていない状態です。

  みなさん、身の回りの知り合いに思い当たる人がいらしたら、リアルの世界の方が楽しいんだよと、手を差し伸べて救ってあげてください。